数年前、
「欧米には寝たきり老人はいない」という話を聞いたことがありました。

ずっと「眉唾ものやなぁ」と思っていましたが、
先日その話の元ネタになる本を見つけました。


内科医である宮本顕二・礼子先生ご夫妻が、
スウェーデン、オーストラリア、オーストリア、オランダ、スペイン、アメリカと
6か国にわたる終末期医療を視察した体験をもとに書かれものです。


「欧米にはなぜ、寝たきり老人がいないのか」

お二人がスウェーデンで得た答えが↓

「高齢あるいは、がんなどで終末期を迎えたら、
口から食べられなくなるのは当たり前で、
胃ろうや点滴などの人工栄養で延命を図ることは非倫理的であると、
国民みんなが認識しているから」



終末期医療/延命治療の話題となると、
とかく「医療」サイドの問題となりがちです。
ですが、上記のキモは
「国民みんなが認識している」という箇所だと思います。

本来の終末期を超えて無理に延命するのは、
非倫理的(もっと言うと老人虐待)である。
欧米にはそんな国民的なコンセンサスがあるということです。

一方、日本ではそのようなコンセンサスが得られていないため、
「寝たきり」が存在するのかもしれません。

なぜコンセンサスを得られないのか?、について
↓のような記事がありました。
背景には宗教と習俗の違いから来る、死の捉え方に違いがあるのではないか。

1.キリスト教と無宗教
キリスト教では「天国」の存在を設定しており、
不十分な状態で現世に縛り付けるよりも、早くよりよい世界に行った方がよい、
と考えている。
一方、日本人には、死んだらどうなるか?、
という疑問に、キリスト教徒ほど明確なイメージを持った人は多くはない。

2.穢れ
穢れ思想、特に死を穢れの対象としていることは、
日本人に特有のもの。
死を穢れと捉える考え方により、
葬式や墓地は完全に町の風景から切り離され、
そのイベントに参加しない限り、
普段の生活で死を意識する機会がない。

3.縁起
「縁起でもない」というものの言い方をして、
起こりえる悪いことを考えたがらないという発想が日本人にはある。
そのため、家族はもちろん、
本人ですらその死について語ることがタブー視される。

一つずつは些細な違いが結果として日本人が死を避ける・考えようとしない姿勢につながり
ヨーロッパとの決定的な差になっている。
(全文はコチラ

そういえば、葬儀屋さんになって間もない頃、
「医者と葬儀屋は、年をとっても延命治療は受けない」
(↑患者(故人)さんが大変な思いをしている現場を見ているから)
と聞いた(読んだ?)ことがあります。

当時は「??」だったのですが、今では頷ける話です。
病院へお迎えに行くと、そんな患者さんをよく見かけますからね。
特に、深夜の病院に一人で出向いたりすると、
やはり色々と考えてしまいます。

そんな現場を知っているお医者さん・葬儀屋さんもイヤがるような
終末期医療や延命治療によって、
日本には「寝たきり」が多い。

実は、その根っこには日本人特有の「ものの考え方」や「宗教観」が
影響しているかもしれないという話です。

要するに、
家族も本人も、正面から死について考えたがらず、
漫然と死を逃れようとするあまり、
気が付くと、本人や家族の幸せを度外視した終末期医療・延命治療が一般的になってしまっていたということです。

事前に考えることをよしとせず、
いざ事態が発生してから場当たり的に対応する。

うーん、お葬式の事前相談があまり流行らないのも、
こんな日本人のメンタリティに原因があるのかもしれません。

ちなみに宮本先生のブログには、
家内と私は
「将来、原因がなんであれ、終末期になり、
口から食べられなくなったとき、
胃ろうを含む人工栄養などの延命処置は一切希望しない」を
書面にして、かつ、子供達にも、その旨しっかり伝えています

とありましたよ。
普段から考え、それを伝えることが大切です。

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